学校数・学生数と国公立・私立の学生の割合(小学校・中学校・高校・大学)

1.利用するデータ

ここでは小学校・中学校・高校・大学の各段階における学校数、および学生数と、その国公立、私立の割合がどうなっているのか見る。

利用できるデータは、文部科学省の「学校基本調査」である。

学校数・在籍者数については、「学校基本調査」において1948年からのデータを入手することができる。

2.国公立・私立の内訳

小学校・中学校・高校・大学における学校数、学生数の国公立、私立の内訳を示したデータが上の表である。

教育段階が進むにつれて、学校数においても、学生数においても私立の割合が大きくなっていることがわかる。

小学校では学校数、学生数においても私立の割合は1%強に過ぎない。中学校ではそれが7%強となる。一方、高校からは私立の割合が大きくなり、30%前後となる。そして大学では反対に私立の割合の方が大きくなり、学校数、学生数の双方において70%を超えている。大学では国公立に通う学生の割合は25%強に過ぎない。

3.私立学校在籍者の割合の推移

1950年代以降における私立学校在籍者の推移を見ると、このようになる。

小学校および中学校のみ、目盛りは右軸であることに注意。

まず小学校について見ると、私立学校在籍者の割合は長期的に緩やかに上昇し続けている。

中学校については、1980年代後半から2000年代にかけて私立学校在籍者の割合が大きく上昇したことがわかる。

1980年代前半には3%であったが、2000年代末には7%を超えた。

高校については、1950年代から60年代前半まで私立校在籍者の割合が大きく上昇したが、その後は近年まで30%前後で推移している。

大学については、戦後の当初から私立在籍者の割合が50%を超えていたことがわかる。その後、70年代まで私立在籍者の割合が一貫して上昇し続け、70%を超えた。70年代末から80年代初頭まで、わずかに減少したが、それ以降は近年まで73%程度で推移し続けている。

以上のように、小学校、中学校については近年まで私立校在籍者の割合が上昇傾向にある一方、高校、大学の在籍者については、近年、国公立・私立在籍者の割合に大きな変化はない。

データのソース

・文部科学省の「学校基本調査」
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/1267995.htm

・具体的なデータについては、「年次統計・統計表一覧」のe-statのページから入手できる

・小学校、中学校、高校、大学の国公立・私立の割合の長期的な推移(1948年以降)のデータは、「年次統計」の中の、学校種ごとの「総括表」から入手できる

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