「小さな政府」の日本

別の記事でも述べたように日本の政府歳出は国際的に見て小さく、税負担も国際的に見て小さい。

政府の大きさの国際比較(一般政府支出の規模)

税負担の国際比較(税・社会保険料の規模)

OECDのEconomic Outlookのデータにより、縦軸に一般政府歳出、横軸に一般政府歳入の対GDP比とり、近年の数字を見てみる。

一般政府歳入は、税収、社会保障拠出金収入のほか、財産収入などの税収以外の収入が含まれるが、借金(公債収入)は含まれない。

データのソースについては本記事の末尾を参照

基本的には歳出が大きい国は歳入も大きくなるので、45度線に近い位置に各国がプロットされる。アイスランドだけは歳入が異常に大きくなっているが、この前年までのデータでは特に大きくなっていない。

このデータを見て改めて確認できることは、日本が国際的に見て、歳出も歳入も小さいことである。

つまり、日本は小さな政府である、ということである

OECD加盟国平均、あるいはG7平均を見ると、歳出・歳入ともに対GDP比で40~45%程度の大きさとなっているが、日本の歳出が38.7%、歳入が34.1%と、平均値と比較しても大きな差がある。

日本は、アメリカ、オーストラリア、スイス、韓国などの小さな政府の国々に近い位置づけとなる。

反対に、大きな政府である国は北欧諸国やフランスである。

なお、日本では公務員(政府雇用者)の数も非常に少ない。

公務員の少ない日本(公務員[政府雇用者]の割合の国際比較)

データのソース

・一般政府歳出のデータは、“Total disbursements, general government, as a percentage of GDP”、一般政府歳入のデータは、“Total receipts general government, as a percentage of GDP”を利用した

・“Economic Outlook”におけるそれぞれの統計データに関する簡単な説明については、Notes to the Economic Outlook Annex Tablesを参照

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